フリーランス初報酬の支払いタイミングは要注意である理由

働いた月にすぐ報酬をもらえない?

会社員からフリーランスへの転身を考えられている皆様に、
フリーランスと会社員との違いでぜひとも気を付けてほしいことがあります。

それは、報酬の支払いタイミングの違いです。
例えば、今月1日から働きはじめたとして、会社員であれば今月のお給料日に給料が支払われるはずです。当然ですよね。

しかし、フリーランスの場合は事情が異なります。
その月働いた分の売上金は、取引先にもよりますが、多くの場合翌月末や翌々月末支払という形で支払いが行われます。

完全に個人でやっている方なら、直接取引先から自分の口座に支払いが行われると思いますが、私が登録しているエージェント会社のPE-BANKと共同受注した案件での仕事の場合、取引先からの支払月(入金月)の翌月10日に、PE-BANKから私の口座に報酬の支払が行われます。

PE-BANKについては以下の記事をご覧ください。

地方在住のエンジニアでも利用しやすいPE-BANK 現在、フリーランスITエンジニア向けのエージェント企業が数多く存在します。 ...

もう少し具体的な例を示しておきます。
私の場合、2017年9月からフリーランスとしての仕事を開始し、実際に9月稼働分の報酬の支払いは11月10日でした。つまり、9月と10月は報酬がゼロなんです。

そうなんです。
会社員からフリーランスに転身する場合、フリーランスとしての報酬受け取り開始までに「収入の無い期間」が発生する可能性があるのです。

有休消化期間と退職金で無収入期間を乗り切った

ただ、私の場合は、事前にPE-BANKの方とこの件について相談をしており、以下の対応によって乗り切りました。

まず、前職については8月末を最終出社日とし、契約上は9月末付での退職となっていました。
9月は有休消化の月としましたが、給料は9月分まで出ることになります。

この9月に関して、会社員としては有休消化中でしたが、フリーランスとしてはすでに事業を開始していました。まず9月の収入に関しては会社員としての最後の月給を得られたのでOKです。

次に10月ですが、まだフリーランスとしての報酬は支払われません。
しかし、前職の退職金が10月末に支払われることになっていました。
退職金と言っても、10年も働いていなかったので大した額ではありませんが、収入の空白期間を埋める分には十分な額でした。

退職金が頂けるだけ、私の場合はラッキーだったかもしれません。
しかし、こうして有休消化期間の給与と退職金によって、フリーランスに転身後の収入の無い期間を無事乗り切ることができたのです。

無収入期間を乗り切るための蓄えをしておこう

ということで、会社員からフリーランスへの転身をお考えの方は、この「収入の無い期間」をどうやって乗り切るか、事前に検討しておいてください。
私と同じように有休消化中に稼働開始するのも1つの方法ですが、一番確実なのは、収入の無い期間を生活できるだけの貯金を確保しておく事でしょう。

勢いでフリーランスに転身したものの、収入の空白によって家計が破綻。。。
なんてことの無いように、もしもの場合の備えだけはきちんとしておきましょう。


(2019.04.01追記)
ちなみに、PE-BANKでは「共同受注報酬早払いサービス」があり、契約先への請求月の翌月20日に報酬を支払ってもらうことが可能です。
ただし、3%の手数料がかかります。

具体的な例を示すと、
今月契約先での作業を行い、その月の末日までにPE-BANKのプロエンジニア専用Webページ(以下「マイページ」)で報酬早払いの申請を行います。
これで、来月20日に報酬から3%の手数料を差し引いた金額が支払われます。

ちなみに、PE-BANKとは全く関係ありませんが、最近ではフリーランスの請求書を即日現金化してくれる「フリーナンス(FREENANCE)」というサービスがあります。こちらは手数料が3%~10%と幅がありますが、取引先への請求書が確定していれば、取引先に代わりフリーナンスが報酬を即日払いしてくれるというサービスです。

例えば、PE-BANKのようなエージェントを利用せずに取引先と直接やり取りしているフリーランスの方にとっては、現金を早急に確保したい場合には便利なサービスと言えるでしょう。


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