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『新しいLinuxの教科書』で基礎から学ぶ!初心者にやさしいLinux入門

なかなか腰を据えて学べないLinux

恥ずかしながら、私がLinuxを仕事で本格的に触り始めたのは40代になってからでした。
(遅いって言わないで)
触ると言っても、インフラエンジニアという立場でもなく、他のアプリを起動するためのシェルスクリプトの作成が主でしたね。

インフラエンジニアの方であれば日常的にLinuxに触れる事も多いかと思いますが、アプリエンジニアの方であれば、必要に応じてちょっとしたコマンドの使い方などをその都度ググって調べることも多いのではないでしょうか。

私もそうでしたが、業務上必要なことをその都度調べていくだけで、腰を据えてLinuxを学ぶ機会ってさほど無いのでは?と思います。ただ、そうは言っても、今時のITエンジニアにとってLinuxの基本的なコマンドの使い方なんかは必須の知識かなと。

そうなると、私なんかは基本的な知識を得るために、Linuxの入門書を一冊手元に置いておきたいなと思うわけです。

Linux初心者向けにオススメ!『新しいLinuxの教科書』

そこでご紹介したいのが、『新しいLinuxの教科書』(SB Creative)です。

内容はまさに「Linuxの入門書」という感じで、基本的なコマンド、シェルとは何か、ファイル操作の基本といったところを本書で学ぶことができます。初めてLinuxに触れる人にとっては十分すぎる内容です。

私の場合、Linux自体もそれほど触ったことがない状態で、いきなり現場でシェルスクリプトの作成をすることになって、慌ててググりまくった記憶があります。確かPythonスクリプトを呼び出すためのシェルスクリプトだったかな。それほど難しい処理でもなかったので助かりました。

結局、その時はネットで調べた情報で何とか乗り切って、それ以降も何かにつけてシェルスクリプトを新規で作ったり既存のスクリプトを修正したりする中で、次第にコマンドの使い方などを覚えていった感じです。

出来れば、もっと早い段階でこの本を読んでおけばよかったなと思います。

初心者ならChapter01~04までは読んでおきたい

正直に言いますと、別にLinux初心者だからって、この本をいきなり最初から最後まで読了する必要は無いと思っています。

ただ、出来ればChapter01から04までは初心者の方には読んでいただきたいと思います。
Linuxを利用するにあたって、基礎中の基礎について分かりやすく説明されており、意外とLinuxを使いなれている方でも知らないコマンドの解説があったりします。

  • Chapter01:Linuxを使ってみよう
  • Chapter02:シェルって何だろう?
  • Chapter03:シェルの便利な機能
  • Chapter04:ファイルとディレクトリ

私も知らないコマンド、まあまあありました。
例えば、Chapter03に「カットとヤンク」と書かれていて、何のことかと思いました。

Ctrl + k :カーソル位置から行末までを削除する
Ctrl + u :カーソル位置から行頭までを削除する
Ctrl + y :最後に削除した内容を挿入する

いわゆるカットアンドペーストのコマンドです。
こんな基礎的なコマンドですが、必要なコマンドの知識だけググってばかりいるとこういう知識が抜け落ちるんです。

Linuxをスムーズに操作するためにも、ぜひChapter01から04を最初に読んでおくことをオススメしたいです。

辞書的な使い方でもOK!困ったら索引から探そう

初心者ではないが、現場の業務を通じてある程度Linuxの基礎を覚えたくらいのレベル感の方であれば、この本を辞書代わりに使っても良いかと思います。

たまにLinuxを触るくらい方であれば、なかなか各コマンドの詳細な使用方法まで覚えられるものでもないでしょう。「あれ、あのコマンドのオプション指定ってどうやって記述するんだっけ。。。」という時に、この本の目次や索引からお目当てのコマンドの解説ページを開いて確認する、という使い方で全然OKです。

ググって済ませる方も多いとは思いますが、ネットで検索した内容って、なかなか記憶に定着しないんですよね。やはり入門書を何度も見返していて確認したほうが、記憶に定着するのも早いと思います。全てのコマンドを記憶する必要なんてありませんが、基本的なコマンドはいちいち本を読み返すことなく使いこなせるレベルまでいきたいですね。

ということで、『新しいLinuxの教科書』のご紹介でした。
始めはとっつきにくいかもしれませんが、あなたもこの本でLinuxの基礎を習得し、業務に活かせるように頑張ってくださいね。

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