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常駐型フリーランスITエンジニアの一日を紹介します

フリーランスITエンジニアのリアルな一日

私も会社員時代にそう思いましたが、会社員の皆さんから見ると、

フリーランスのITエンジニアってどんな生活をしているのだろう?

という疑問が出てくるかと思います。

私も知人に「フリーランスになったんだ」と伝えると、よく言われがちなのか以下のような事です。

「自宅で働いてるんでしょ?」
「自由に好きな場所で働けるんだよね?」

はい、違います。
私の場合は、フリーランスと言っても「客先常駐型フリーランスITエンジニア」です。

これが、なかなか想像しにくいようですね。

せっかくなので、客先常駐で働く私の一日をご紹介したいと思います。
フリーランスのITエンジニアが実際どんな生活サイクルを送っているのかを知ってもらい、このブログに来られた皆さんのご参考になればと思います。
(当然、守秘義務がありますので具体的なことは書けませんが。。。)

~ある客先常駐でのTatzの一日~

6:30 :起床

朝食、着換え、身支度を整える

8:45:出勤

現在の常駐先は10時までに出勤すれば良いので朝はゆっくりです
バスと地下鉄を乗り継いで通勤時間は約1h

9:50:常駐先到着

10:00:朝礼、業務開始

朝礼と言っても前日の作業実績と本日の作業予定を各自1分以内で報告する程度。
この日は、とあるシステムの追加開発のプログラム改修個所の調査がメインです。

12:00:昼休み

昼休みの取得は各自裁量制なので何時に取っても良いのですが、
私は12時きっかりに昼食を取ります。嫁さんに作ってもらった弁当を食べます。

13:00:午後業務開始

この日は15時から社内の勉強会があり、私は社員ではありませんが参加させて
頂けることになりました。今流行りのディープラーニングが勉強会のテーマです。
それまでに調査をなるべく進めておきます。

15:00:勉強会参加(2H)

17:00:再び業務に戻る

プロジェクトメンバーとこの日の進捗状況の共有を行い、明日以降の作業予定を
簡単に確認し、19時近くなると帰る準備を始めます。

19:00:退勤

この日は残業するほど遅延もないので定時で退勤。
10時出勤なので8時間勤務で定時が19時です。

20:00頃:帰宅

遅めの夕食を取り、少しテレビを見た後は、1~2Hくらいプログラミングの勉強を
したり、調べごとをしたりなどしています。
さすがに疲れた日は勉強せずにベッドで寝落ちしてしまう事もあったり。

24:30頃:就寝

~おわり~

いかがでしたか?
なんだか会社員の一日とさほど変わらないのでは?
巷で聞くフリーランサーの一日のイメージとちょっと違うかもしれませんね。

実は客先常駐型フリーランスは会社員とそう変わらない

実は、客先常駐という形で働くフリーランスのITエンジニアは、一般的な会社の正社員の方とほぼ生活リズムに変わりはありません。
派遣エンジニアの方ともほぼ大差ありません。

フリーランスというと、もっと自由なイメージでしたか?
好きな時間にスタバでコーヒーでも飲みながらゆるく仕事することを想像されるかもしれません。
もしそうお思いでしたら、意外と会社員ぽくてごめんなさい。

でも、40代まで会社勤めしてきたエンジニアの方にとっては、逆に安心できる要素もあるのではないでしょうか?
やはり本人が納得していても、家族や知り合いにとっては、フリーランスという働き方を不安に感じることが多いものです。

「フリーランスって家で仕事するの?」
「子供や近所の人が見るとどう思うのかな?」
「会社辞めたの?フリーランスって仕事ちゃんとあるの?」

知らない人にとっては、不思議に思われることばかりかもしれません。
しかし、客先常駐型の働き方であれば、朝は会社員と同じような時間帯に出勤し、夜も会社員と同じような時間に帰宅します。
そりゃそうです。取引先の会社に常駐で働くのですから。
知らない人から見れば、そこの社員と勘違いされます。

これって、周囲の人に不安視されたくない人にとっては非常に好都合な事です。
表向きは会社員と同じような働き方をしながら、本当はフリーランスとして働くことができる。

まあ極論を言えば「周囲の目なんて関係ない」と言いたいところですが、全ての人にその価値観を押し付けるのもどうかと。
フリーランスは場所や時間に縛られない働き方が出来ること、いわゆる「自由に働くこと」が最大のメリットと思う方も多いですが、人によってはこれが向かない場合もあります。

意外と気づかない「自由に働く」ことのデメリット

まず、自宅で働くということ。
これも良し悪しがあって、人の目が気にならずに、自由を感じる反面、「孤独」も強く感じます。この孤独感が全くダメな人も多いんです

孤独なので、一日誰とも話をせずに日が暮れます。
これ、慣れていない人にはけっこう精神的にきますよ。
自由な反面、人と接する機会も自分で作らないと、社会から隔絶されてしまいます。

それと、家から出なくなることで、運動する機会が減ります
会社など、どこかに勤めていれば、毎日強制的に通う必要があります。
通勤するのって皆さん面倒に感じると思いますが、同時に「歩く」という運動の機会を確保できているんです。

在宅で働けて楽だなと油断していると、あっという間に運動不足です。
運動不足が肥満につながり、そこから様々な病気につながるかもしれません。

実は私は会社員時代に、在宅勤務の試験導入を体験したことがありますが、やはり孤独感を感じる部分はありましたし、丸一日自宅から出ない生活というのも、ちょっとやり辛さを感じました。わざわざ昼休みに自宅周辺を散歩しましたよ。

客先常駐フリーランスにもメリットはある

このように、一見客先常駐って「せっかくフリーランスになったのに、また会社に通うの?」というネガティブな捉え方をされがちですが、意外とメリットもあるわけです。
40代の会社員エンジニアの方であれば、むしろ通勤することに慣れている人も多いかと思います。東京と違って地方在住の方であれば、通勤自体にそれほどストレスは感じていないと思います。

なので、会社員からフリーランスITエンジニアに転身したばかりの人にとっては、
あえて客先常駐という働き方をおススメします
で、慣れてきたころに客先常駐以外の働き方を検討されても良いかと思います。

私もせっかくフリーランスになったので、いずれは在宅勤務であったり、自分で事務所を借りて、そこでリモート案件を受託して作業をしてみたいですね。
フリーランスは色々な可能性を模索できるので楽しいですよ。

おわりに

今回ご紹介した、私の一日はあくまでほんの一部です。
常駐先での飲み会にもたまに参加していますし、社員の方たちと昼休みに世間話をしたり、気持ちよく仕事させてもらっています。

フリーランスにも色々なタイプの方がいらっしゃるかと思いますが、私はやはりコミュニケーションも大事だと思います。
以前と違うのは、職場の方々は「同僚」ではなく、あくまで「取引先」だという事です。
リラックスしてお付き合いさせて頂いておりますが、私から見れば「お客様」です。
常に「信頼を得る」ことは意識しながらコミュニケーションを取るように心がけています。

このブログをご覧になっている40代エンジニアの方々も、コミュニケーションは大事にされてきたはずです。プログラミングスキルでなくとも、会社員として培ってきた経験はフリーランスになっても必ず役に立つはずです

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